装置ステータス LED インジケーター

装置には、複数の LED インジケーターがあり、これらはソフトウェアにもあります。

装置 LED

Agilent ICP-OES の前面右上にある装置ステータス LED インジケーターは、さまざまな色で装置のステータスを表します。

  • 緑色は以下を示します。
    • 装置とソフトウェアが接続され、プラズマ点火の準備ができている、または
    • 装置とソフトウェアが接続され、プラズマ点火が進行中である、または
    • 装置とソフトウェアが接続され、プラズマが点火し動作しており、サンプル分析が実行可能である。
  • 黄色の点滅は、装置とソフトウェアが接続されていないことを示します(装置がオフライン)。
  • 黄色は、装置とソフトウェアが接続されているが、ドアまたはトーチハンドルのインターロックが作動している、ガス圧が低い、冷却水流量が低い、または冷却エアフローが低いことが原因で、装置がプラズマ点火始準備ができていないことを示します。問題を解決するためにユーザーの介入が必要です。
  • オレンジ色のパルス点灯(光の強弱を繰り返す)は、装置が起動中であるか、ファームウェア更新中であることを示します。
  • 赤色は、装置のファームウェアエラーによって、分析が停止した、または通常の装置動作が行われていないことを示します。問題を解決するためにユーザーの介入が必要です。

電源ボタン LED

前面の ON/OFF ボタンの LED は、装置のオン/オフ状態を示します。

  • オフは、装置の左側にある主電源スイッチがオフで、装置が完全に非通電状態であることを示します。
  • 緑色の 10 秒おきの点灯は、メイン電源モジュール内にある、フロントパネルの電源 ON/OFF ボタンの感知回路を除き、装置のほとんどが非通電状態であることを示します。前面パネルの電源 ON/OFF ボタンを押すと、装置の電源を完全に入れることができます。
  • 緑色の遅い点滅(1 Hz):メイン電源モジュールが初期化中で、電源投入時セルフチェックを実行しているか、装置がシャットダウン動作中です。
  • 緑色の速い点滅(2 Hz):メイン電源モジュールが初期化と電源投入時セルフチェックに失敗し、装置が使用できない状態です。主電源が適切でないか、内部主電源モジュールを交換する必要があります。
  • 緑色の点灯は、装置の電源が入っていることを示します。

装置ページの各 LED インジケーター

考えられる原因

下表にある最初の 4 個の LED で色を示します。

LED

グレー

プラズマ オフ

点火中
消灯中

プラズマアラーム

プラズマ オン

 

ポリクロメーターヒーター加熱中

ポリクロメーターヒーターのエラー

ポリクロメーターヒーターが設定温度になっている

 

 

ポンプエラー

エラーなし

 

ペルチェを冷却中

カメラ ステータス
ペルチェの異常
シャッターの異常

ペルチェが設定温度になっている

 

 

水冷却エラー
流量不足エラー
流量過多エラー
低温エラー

エラーなし

 

 

プラズマトーチドアのインターロックが作動

エラーなし

 

 

プラズマローダーのインターロックが作動

インターロックの作動なし

 

 

ビームセレクターエラー
ラディアルスキャンエラー

エラーなし

 

 

ガス制御エラー

エラーなし

 

 

RF エラー

エラーなし

 

 

エレクトロニクスエラー

エラーなし

なし

 

スイッチングバルブのエラー

エラーなし

 

 

アルゴン供給圧力の不足
アルゴン供給圧力の過多

エラーなし

なし

 

通信エラー

エラーなし

AVS の LED インジケーター

[装置ステータス]ウィンドウのスイッチングバルブ LED に加えて、メインソフトウェアウィンドウの右下にもう 1 つの AVS スイッチングバルブ LED があります。

LED の色:

  • 緑色—バルブは、注入位置になっています。
  • 黄—バルブは、取り込み位置になっています。
  • グレー—バルブの位置は不明です。