ESI オートサンプラ
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ESI オートサンプラの互換性は Pro 機能パックがインストールされた ICP Expert でのみ有効です。
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ESI サンプラの通信方法のタイプによってインストール手順はわずかに異なります。
以下は、ICP Expert ソフトウェアとともに ESI サンプラをセットアップする際に必要なステップの基本的な説明です。ESI ソフトウェアの操作と設定についてのより詳細な情報は、該当する ESI インストールマニュアルに記載されています。
手順は以下のとおりです。
ハードウェアの設置とソフトウェアインストール
ESI オートサンプラハードウェアの設置と ESI SC ソフトウェアのインストール:
- ICP Expert ソフトウェアが閉じていることを確認します。
- このマニュアルの SC エミュレーションと SC オートサンプラ(RS-232 から)の説明に従って、オートサンプラのハードウェアの設置とソフトウェアのインストールを続行します。
- RS232 の COM ポートを使用しているときは、説明は同じになります。マニュアルで指示される個所で、USB のケーブルとポートを RS232 のケーブルとポートに置き換えてください。
- ESI SC ソフトウェアがインストールされたら、マニュアルに記載されている「オートサンプラの設定」と「オートサンプラの較正」の説明に従ってください(ESI ソフトウェアで[装置の COM ポート]を選択することに注意してください)。
ICP Expert における ESI オートサンプラの選択
ICP Expert におけるオートサンプラの選択:
- ESI SC ソフトウェアのインストールと設定、オートサンプラの較正が完了したら、ICP Expert ソフトウェアを起動します。
- [ファイル] > [オプション] > [全般]をクリックします。
- [オートサンプラ モデル]ドロップダウンリストから、適切な ESI サンプラモデルを選択します。サポートされるモデルは ESI SC-2、SC-4、SC-8、SC-14、および SC-Micro(自動希釈装置付き/なし)です。
- [PC ポートに接続]ドロップダウンリストから上記に記載した COM ポートを選択し、[OK]をクリックします。
- ICP Expert のラックコンフィグレーションが ESI SC ソフトウェアのラックコンフィグレーションと一致していることを確認します。この確認は、サンプラでラックタイプ、特に標準ラックを変更する際は必ず行う必要があります。ICP Expert で設定されたサンプルのラックタイプは、サンプラの使用時、自動的に ESI ソフトウェアへ適用されます。
これで ICP Expert ソフトウェアは ESI SC ソフトウェア インターフェースを介してオートサンプラと通信し、ユーザーが ICP Expert からサンプラを制御できるようになっているはずです。
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Agilent SPS 3 および SPS 4 以外のオートサンプラでは、オートサンプラの位置ずれが発生したときに ICP Expert が常に検出できるわけではありません。そのため、そのような状況で分析を必ず停止できるとは限りません。
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ESI FAST メソッドを有効にする
ICP Expert における ESI FAST メソッドを有効にするには、次のように操作します。
- [ファイル] > [オプション] > [全般]をクリックします。
- ICP-OES と併用する ESI オートサンプラのタイプをドロップダウンメニューから選択します。
- [ESI FAST メソッドを有効にする]を選択します。
FAST アクセサリのコントロール/メソッドなどはすべて、ESI ソフトウェアで設定する必要があります。
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prepFAST などの一部のオートサンプラでは、「FAST」対応が必要です。この場合、「FAST」オプションは常に有効になります。
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関連項目: