オートサンプラの有効化と設定
ICP Expert には 2 つの[オートサンプラ]ページがあります。
- 開いているワークシートに固有の[オートサンプラ]ページにアクセスするには、開いているワークシートの左側のナビゲーションバーにある[オートサンプラ]をクリックします。ワークシートの[オートサンプラ]ページは、オートサンプラをサンプル導入システムとして選択しているときにのみ表示されます。いったんワークシートを開いたら、このページから、またはメニューバーから(開いているワークシートがない場合)オートサンプラを制御できます。
- マニュアル制御の[オートサンプラ]ページにアクセスするには、ツールバーまたは[開始]ページのメニューバーにある[オートサンプラ]をクリックします。
開いているワークシートでのオートサンプラタイプの変更
ワークシートが開いているときには、各溶液をオートサンプララック内のどこに置くべきかが表示されます。[ファイル] > [オプション] > [全般]タブで別のオートサンプラを選択してから、ワークシート上でそのオートサンプラを選択しても、ワークシートを保存して閉じ、再度開くまで、このページは更新されません。ワークシートを新しいオートサンプラタイプとラックレイアウトに変換するかどうかの確認を求めるメッセージが表示されます。
オートサンプラの通信の有効化と設定
- [ファイル] > [オプション] > [全般]をクリックします。
- ICP-OES で使用するオートサンプラタイプをドロップダウンメニューから選択します。
- もしあれば、[デュアルリンス]を選択します。
- デュアルリンスは、Agilent SPS 4 および SPS 6 オートサンプラのみで使用できます。
- この機能を使用するには、SPS 4 および SPS 6 オートサンプラにデュアル洗浄リザーバーがセットされている必要があります。
- [PC ポートに接続]を選択してから、通信用の COM ポートを選択します。このオプションは、オートサンプラの選択用にのみ使用できます。
SVS 1 アクセサリの有効化
- [ファイル] > [オプション] > [全般]をクリックします。
- ICP-OES で使用するオートサンプラタイプをドロップダウンメニューから選択します。
- [SVS 1 を使用]を選択します。
- [OK]をクリックしてから、[オプション]ウィンドウを閉じます。
- ワークシートを開きます。
- [設定]をクリックします。
- [オートサンプラ]を選択し、[アクセサリ]ドロップダウンから、[SVS 1]を選択します。
SVS 1 は、Agilent SPS 4 または SPS 6、 AIM 1250 または ESI オートサンプラと組み合わせて使用することはできません。
ESI FAST メソッドの有効化
ESI FAST メソッドは、SampleSense などの ESI 周辺装置で使用され、[オートサンプラ]リストで ESI オートサンプラのいずれかを選択したときに自動的に選択されます。このメソッドは、prepFAST 機能を搭載していない ESI オートサンプラを使用する場合にのみ選択解除できます。
バブルインジェクタ リンスの有効化
バブルインジェクタ リンスでは、オートサンプラのプローブをリンスウェルに「ダブルディップ」します。プローブから少量のリンス溶液が吸い上げられ、気泡が発生します。その後、リンス時間の間リンスが吸い上げられます。泡で 2 つの溶液が分割され、ループ内での混合と希釈を防ぐことができます。一部のオートサンプラタイプではサポートされていません。CETAC Oils と ASX オートサンプラでは、デフォルトで設定がオンになっています。この設定は、SPS 4/6オートサンプラでも使用できますが、選択されていません。
バブルインジェクタ リンスを有効にするには、次のように操作します。
- [ファイル] > [オプション] > [全般]をクリックします。
- ICP-OES で使用するオートサンプラタイプをドロップダウンメニューから選択します。
- [バブルインジェクタ リンス]を選択します。
オートサンプララックのタイプと使用形態の変更
ラックは、次のいずれかとして割り当てることができます。
- 標準ラック - ページの変更時に変更されません。
- サンプルラック - ページ変更時に各ラックのサンプル数を変更できます。
- 標準液とサンプル
ラックタイプまたは使用を変更するには、次のように操作します。
- ワークシートを開きます。
- 左側の[オートサンプラ]をクリックします。
- ラックコンフィグレーションと割り当てを変更するラックを右クリックします。
ラックよりサンプルが多いとき
- ラックよりサンプルの方が多いときは、[ページ]の横にある矢印をクリックするとページ間を移動できます。
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分析中にラックが完了したときには、ユーザーがマニュアルでラックを変更する必要があります。
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プローブを移動して下げる
- ワークシートを開きます。
- 左側の[オートサンプラ]をクリックします。
- [チューブに移動]セクションでラックとチューブの位置を選択します。現在のページ上の任意の場所へプローブを移動できます。
- [プローブを移動して下げる]をクリックします。
プローブ深さの設定
ワークシートで使用するプローブ深さを設定します。
- ワークシートを開きます。
- 左側の[オートサンプラ]をクリックします。
- プローブをどれだけ下げるかを制御するために、標準液およびサンプルに対するプローブ深さを mm 単位で入力します。値は上端から計ります。たとえば、0 を入力した場合、プローブは一切下がりません。
プローブのマニュアル制御
- ツールバーで[オートサンプラ]をクリックします。
- プローブをどれだけ下げるかを制御するために、標準液およびサンプルに対するプローブ深さを mm 単位で入力します。
- [標準]または[粘性]を選択します。[粘性]を選択すると、X、Y、および Z 方向のプローブ移動が低速になります。
- プローブの移動方法
- ラック上の位置をダブルクリックするとプローブがその位置に移動します。次に[下に移動]をクリックしてプローブを下げます。
- または、ラックの位置とチューブ位置を入力し、次に[プローブを移動して下げる]をクリックして指定した深さまでプローブを下げます。
- [上に移動]をクリックすると、プローブが上端まで上昇します。
プローブのリンス
- ワークシートを開きます。
- 左側の[オートサンプラ]をクリックします。
- [リンス]をクリックします。プローブが、洗浄ステーションまで移動してから、下降してリンス溶液に漬かります。
- オートサンプラポンプがオンになり、プローブがリンス溶液で洗浄されます。
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Agilent SPS 4 または SPS 6 オートサンプラでは、[ファイル] > [オプション] > [全般]で[デュアルリンス]が選択されているときには、[リンス]の代わりに、[リンス 1]と[リンス 2]の位置が表示されます。
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パーク
プローブを洗浄ステーションに移動しますが、下降させず、プローブはリンス溶液に漬かりません。オートサンプラポンプはオンにならず、プローブの洗浄は行われません。
リセット
リセットすると、オートサンプラ本体がリセットされ、オートサンプラの四隅すべてへのプローブの移動で構成されるセルフテストが実行されます。これは、オートサンプラをオフラインにするとき、またはプローブが移動中に何かにぶつかって移動エラーが発生したときに使用します。
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Agilent SPS 3、SPS 4 および SPS 6 以外のオートサンプラでは、オートサンプラの位置ずれが発生したとき、ICP Expert が検出できない場合もあります。そのため、そのような状況でも分析を必ず停止できるとは限らないことに注意してください。
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リンスポンプコントロール
SPS 4 および SPS 6 でのみ使用できます。
- プローブがリンス位置にあるときに、リンスポンプ速度を[オフ]、[低速]、[標準]、または[高速]に設定します。
- [リンス時間]の「条件]ページで[高速ポンプ]が選択されているときは、分析中のサンプル洗浄では、リンスポンプ速度は常に「高速」になります。
- [測定終了時リンス]では、常にこのポンプ速度設定を使用します。
SVS 1 コントロール
これは、[ファイル] > [オプション]ページで[SVS 1 を使用]が選択されており、[設定]ページの[オートサンプラ]の[アクセサリ]ドロップダウンでも選択されているときにのみ表示されます。
リンス
オートサンプラからの溶液が廃液に送られます。過剰なリンス溶液は、ネブライザーへ送液されます。
サンプル
オートサンプラからの溶液がネブライザーへと送液されます。過剰なリンス溶液は、廃液に送られます。
バルブは、次のタイミングでトリガーされます。
- 分析が開始されたとき(バルブは、[リンス]位置に切り替わります。)
- サンプル取り込み遅延の開始時(バルブは、指定されたスイッチングバルブ遅延時間の経過後に[サンプル]位置に切り替わります。)
- 溶液測定の終了時(バルブは、[リンス]位置に切り替わります。)
分析の終了時(バルブは、[サンプル]位置に切り替わります。)
ツール
- オートサンプライメージの向きを変更します。
- カスタムラックエディタ ウィンドウを開きます。
関連項目: