PC と装置が通信不可

装置と PC が通信していない可能性があるときは、装置がオンラインであるかどうかを確認してください。

ツールバーの[装置]をクリックします。[ステータス表示]パネルに、使用可能な装置コンポーネントがすべて表示されます。

オフラインの場合:

ICP Expert ソフトウェアを装置に接続

  1. 必要な場合、ツールバーにある[装置]をクリックします。
  2. [接続]をクリックします。
  3. 接続する装置を選択します。
  4. [接続]をクリックします。

お使いの装置がリストに表示されない場合

  1. [新規接続]をクリックします。
  2. お使いの装置がこのリストに表示されないときは、[新規接続]フィールドに、デフォルトの装置 IP アドレス(192.168.1.128)または手動で選択した IP アドレスを入力します。
  3. [接続]をクリックします。

どの装置にも接続できない場合

  • PC と装置を結ぶ LAN ケーブルが接続されているか確認します。
  • ICP-OES とコンピュータの電源を切り、再度入れ直します。
  • ICP-OES の IP アドレスの設定

装置の応答が停止

波長や暗電流の較正中または較正後に起こる恐れがあります。また、ファームウェアが壊れた場合にも起こる恐れがあります。

この問題を解決するには、ファームウェアをリセットしてください。

IP アドレスが消失、または Web ユーティリティのパスワードのリセットが必要

消失した ICP-OES の IP アドレスを復元、あるいは Web ユーティリティのパスワードをリセットするには、下記の手順に従ってください。

  1. C:\Program Files (x86)\Agilent\ICP Expert\InstrumentLocator\ に移動します。
  2. ICPInstrumentLocator.exe をダブルクリックします。

ネットワーク上の ICP-OES 装置すべてがリスト表示されます。

  1. 目的の装置を選択し[パスワードのリセット]をクリックします(必要な場合)。
  2. プロンプトに従いパスワードをリセットします。

ICP-OES ファームウェアのリセット

下記に該当するときにのみ、この手順を行ってください。

この手順で使用する USB ドライブは、FAT32 でフォーマットする必要があります。

ファームウェアのリセット:

ファームウェアをリセットすると、暗電流と波長較正のデータが削除されます。

  1. USB ドライブを PC に挿入します。
  2. C:\Program Files (x86)\Agilent\ICP Expert\FWImage\に移動します。
  3. USB ドライブのルートディレクトリに、core-image-minimal-p500.ubifs ファイルをコピーします。
  4. ICP-OES 装置をオフにします。
  5. 装置の右側にある USB ポートに USB ドライブを挿入します。
  6. 装置をオンにします。

これで、装置の電源は正常に入るはずです。作業を行う場合は、完全に起動するよう十分に時間をかけてください。

USB ドライブを FAT32 にフォーマット

この手順を行うと、USB ドライブの内容がすべて消去されます。

USB ドライブのフォーマット

  1. USB ドライブを PC に挿入します。
  2. [開始]を右クリックし[ファイルエクスプローラ]を選択します。
  3. USB ドライブを右クリックします。
  4. [フォーマット]を選択します。
  5. 以下のように設定します。

    ファイルシステム:[FAT32]
    アロケーション ユニット サイズ:[標準のアロケーションサイズ]
    [クイックフォーマット]を選択します。

  6. [開始]をクリックします。
  7. プロンプトに従い手順を完了します。

関連項目: