アプリケーション管理

テンプレートとして用いるアプレットを作成し、それを使用すれば、元素と操作パラメータをすべて選択しなくても分析を実行できるようになります。メソッドを作成し、それをテンプレートとして保存してから、デスクトップアイコンを作成します。そのアイコンをダブルクリックすれば、分析するサンプルの数、溶液ラベル、溶液タイプ(アプレットの作成時に QC を選択したとき)、溶液の作成に使用した質量、容量、希釈倍率以外は何も設定することなく分析を実行できます。

アプレットを使用して分析を実行すると、アプレットの作成時に[ファイル] > [オプション] > [ICP アプレット]メニューで選択した項目のみが入った要約版の ICP Expert が表示されます。

アプレットは、21 CFR Part 11 ソフトウェアを実行しているときには使用できません。

[アプリケーション管理]を使用し、[オプション]で[ICP Applet]を有効にするには、ソフトウェアを「管理者として実行」する必要があります。これにより、該当オプションが使用できるようになります。

ソフトウェアを管理者として実行するには、ICP Expert を閉じ、デスクトップの[ICP Expert]アイコンを右クリックして[管理者として実行]を選択します。

ICP アプレット/ICP Expert

  

ICP アプレットと ICP Expert の間でソフトウェアモードを切り替えます。ソフトウェアモードの切り替えは、[ファイル] > [オプション] > [ICP アプレット]ウィンドウで有効化できます。

ソフトウェアモードの切り替えは、21 CFR Part 11 準拠ソフトウェアを使用しているときには使用できません。

アプレットの作成

アプレットを作成するには、次のように操作します。

  1. 新規ワークシートまたは既存ワークシートを開きます
  2. [ファイル] > [オプション] > [ICP アプレット]をクリックします。
  3. [ICP アプレットを有効にする]を選択してから、ICP アプレットビューに表示するオプションを選択し、表示しないオプションを選択解除します。
  4. オプションステップ:[セキュリティ]をクリックします。[ICP Expert]を選択して、ICP Expert モードと ICP アプレットモードを切り替える際のパスワードの要求を有効にします。[パスワードの設定]フィールドに、パスワードを入力します。
  5. [OK]をクリックします。
  6. メソッドを設定します。
  7. メソッドの設定が完了したら、ツールバーの[保存] > [テンプレートとして保存]をクリックします。
  8. 保存する場所まで移動し、テンプレートの名前を入力してから[保存]をクリックします。
  9. ワークシートを閉じます。
  10. [ファイル] > [アプリケーション管理]をクリックします。
  11. [追加] をクリックします。
  12. アプレット名を入力します。
  13. [参照]をクリックして、保存したテンプレートの場所まで移動します。テンプレートを選択し、[開く]をクリックします。
  14. [参照]をクリックして、アプレットのショートカットを保存する場所まで移動し、[OK]をクリックします。デフォルトでは、PC のデスクトップに保存されます。

デフォルトの保存先は、そのときログインしているユーザーのデスクトップです。管理者権限を持つユーザーのみが、すべてのユーザーのデスクトップにアプレットを保存することができます。

  1. [参照]をクリックし、目的のショートカットアイコンを選択してから[開く]をクリックします。
  2. [OK]をクリックして、ショートカットを保存します。
  3. [閉じる]をクリックして、[アプリケーション管理]ダイアログボックスを閉じます。
  4. アプレットをテストするには、ICP Expert を閉じてからアプレットのショートカットをダブルクリックして、そのテンプレートから新規ワークシートを開きます。

アプレットの使用

アプレットを使用するには、次のように操作します。

  1. ICP Expert が閉じていることを確認します。
  2. アプレットアイコンをダブルクリックして、ソフトウェアを開きます。

[アプリケーション管理]ダイアログボックスについて

[ファイル] > [アプリケーション管理]をクリックして、ダイアログボックスを開きます。

アプレットがすでに存在するときは、そのアイコンがこのダイアログボックスに表示されます。

リンクの修復

これを使用すると、ICP Expert と保存済みまたはインポート済みのアプレットの間のリンクを再生成することができます。

全選択

リスト内にある使用可能なすべてのアプレットを選択します。

インポート

以前に作成したアプレットをインポートします。これは、1 台の PC 上でアプレットを作成し、それを他の PC で実行したいときや、アプレットを提供された場合に便利です。インポートするアプレットの場所まで移動して、そのアプレットを選択し、[OK]をクリックします。

エクスポート

アプレットを配布したり共有したりするためにエクスポートします。エクスポートするアプレットを選択し、エクスポートする場所まで移動してから[OK]をクリックします。

削除

削除するアプレットを選択してから、[削除]をクリックします。

追加

新しいアプレットを追加します。

アプレットの追加

アイコンとテンプレートをリンクし、テンプレートを使用するデスクトップ ショートカットを作成します。

アプレット名

アプレットの名前を入力します。

テンプレートパス

保存したテンプレートの場所を選択します。

ショートカット位置

アプレットのショートカットを保存する場所を選択します。

ショートカットアイコン

いくつかのアイコンからアプレットをカスタマイズするためのアイコンを選択します。既存のアイコンファイル(.ico 拡張子)を持っているときは、その保存場所まで移動し、目的のアイコンを選択してから[開く]をクリックします。

ICP アプレットの設定

[ICP アプレットを有効にする]チェックボックスをオンにして、[ICP Applet]にアクセスできるようにします。次に、リストで、アクセスできるようにする ICP Applet 領域を選択します。

 以上の変更を加えるには、ICP Expert が管理者として実行されている必要があります。

アプレットは、21 CFR Part 11 ソフトウェアを実行しているときには使用できません。

関連項目: