装置オプションの有効化

装置オプションはグローバルであり、常に装置に適用されます。

接続時にポリクロメーターの起動パージを実行

  1. ICP Expert を開きます。
  2. [ファイル] > [オプション] > [装置]をクリックします。
  3. 装置と ICP Expert ソフトウェアが接続されているとき、選択または選択解除して、ポリクロメーターの起動パージをオンまたはオフにします。

通常、ポリクロメーター起動は、189 nm を下回る波長を分析する場合に使用します。ポリクロメーターの電源が入っていない状態で数時間経過した後、装置をオンにしたときは、ポリクロメーターが温度を安定化しパージするのに数時間かかることがあります。

プラズマの自動消灯タイムアウト

  1. ICP Expert を開きます。
  2. [ファイル] > [オプション] > [装置]をクリックします。
  3. 選択して、プラズマの自動消灯タイムアウト機能を有効にし、プラズマが自動的にオフになる前に、装置をアイドル状態にしておく時間の長さを分単位で入力します。

ネブライザー警告の有効化

ブロックの起こったネブライザーは、特に有機物、高固形物、高塩濃度の溶液を分析する際の感度低下や精度不良を含む、多くの光学性能の問題の原因となります。[ネブライザー警告]は、ネブライザー圧力をモニタし、圧力が設定範囲外になった場合に警告し、ネブライザーのブロックの可能性を示唆します。

ネブライザーの通常動作の範囲に対応した上限および下限を設定することが推奨されます。背圧が増加する場合は、詰まりが疑われるため、ネブライザーを評価する必要があります。圧力が低下する場合は、漏れが疑われるため、ガス/サンプルラインを点検する必要があります。以下の表に、最も一般的な 3 つのネブライザーで推奨される上限および下限を示します。

ネブライザー

下限

上限

SeaSpray

225 kPa

315 kPa

OneNeb 2

180 kPa

250 kPa

Conikal

225 kPa

315 kPa

ネブライザー警告を有効にするには、次のように操作します。

  1. ICP Expert を開きます。
  2. [ファイル] > [オプション] > [装置]をクリックします。
  3. [ネブライザー警告]を選択します。
  4. 圧力の下限値と上限値を kPa 単位で入力します。
  5. 必要に応じて[圧力がリミットの範囲外になったら分析を停止]を選択します。[圧力がリミットの範囲外になったら分析を停止]を選択して、ネブライザーのブロックの可能性を発生前に通知されるようにし、分析の失敗とトーチの溶融を防ぐことを推奨します。

プラズマ点火時に確認を表示

  1. ICP Expert を開きます。
  2. [ファイル] > [オプション] > [装置]をクリックします。
  3. プラズマ開始後のプロンプト画面の表示を有効にするには、このオプションを選択します。

プロンプト画面には、プラズマを点火する前に実施する必要があるタスクの短いチェックリストが表示されます。必要なタスクを実施する方法の説明へのリンクも記載されています。

分析の開始時に確認を表示する

  1. ICP Expert を開きます。
  2. [ファイル] > [オプション] > [装置]をクリックします。
  3. 測定が開始される前にプロンプト画面が表示されるようにするには、このオプションを選択します。

プロンプト画面には、測定を開始する前に実施する必要があるタスクの短いチェックリストが表示されます。必要なタスクを実施する方法の説明へのリンクも記載されています。

関連項目: