装置較正液は、装置較正を実行するときに使用します。
装置較正液には以下が含まれています。
5 ppm: アルミニウム(Al)、ヒ素(As)、バリウム(Ba)、カドミウム(Cd)、コバルト(Co)、クロム(Cr)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、セレン(Se)、ストロンチウム(Sr)、亜鉛(Zn)
50 ppm:カリウム(K)
マトリックス:1% HNO3
次式を使用して、設定濃度(C2)を得るために必要な既知の標準液の容量を計算します。
C1V1 = C2V2
変数の意味は次のとおりです。
C1 = 既知の標準液の濃度
V1 = 設定濃度を得るのに必要な既知の標準液の容量
C2 = 設定濃度
V2 = 最終容量
1 リットルの標準液を作製するのに必要な、それぞれが 5 ppm の単独元素の標準液の容量を計算します。
V1 = C2V2/C1
= 5 ppm × 1000 mL/1000 ppm
= 1000 ppm の単独元素である標準液のアリコートが 5 mL 必要
1 リットルの標準液を作製するのに必要な、50 ppm のカリウム(K)の標準液の容量を計算します。
V1 = C2V2/C1
= 50 ppm × 1000 mL/1000 ppm
= 1000 ppm であるカリウム(K)の標準液のアリコートが 50 mL 必要
標準液を 1% HNO3 1 リットルに調製します(1 L の H2O 中 10 mL の濃 HNO3)。
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