エレクトロニクスと電源エラー

高電源電圧エラー

過負荷条件が検出された場合、プラズマの点火が禁止されるか、プラズマが既に動作中のときは、RF パワーはシャットダウンされ、プラズマは消灯されます。

考えられるエラーメッセージ

以下の手順を試しても問題が継続する場合は、アジレント サービスエンジニアまたは担当者にお問い合わせください。

エラーメッセージ

装置の操作とステータス LED

説明

解決方法

主電源入力周波数のしきい値の上限

N/A

主電源周波数が、許容される最大値を超えています。

装置に接続されている主電源が、必要な 50 Hz または 60 Hz の仕様を満たしていません。

電気技師に連絡してください。

装置に接続されている主電源に大きな外乱があります。

電源コードが接続されているか確認します。

コンセントから電気が来ているかチェックします。

主電源入力周波数のしきい値の下限

N/A

主電源周波数が、許容される最小値を下回っています。

装置に接続されている主電源が、必要な 50 Hz または 60 Hz の仕様を満たしていません。

電気技師に連絡してください。

装置に接続されている主電源に大きな外乱があります。

電源コードが接続されているか確認します。

コンセントから電気が来ているかチェックします。

主電源入力電圧のしきい値の上限

プラズマがオフになっています。

主電源電圧が、許容される最大値を超えています。

装置に接続されている主電源が、必要な 200 ~ 240 VAC の仕様を満たしていません。

電気技師に連絡してください。

装置に接続されている主電源に大きな外乱があります。

電源コードが接続されているか確認します。

コンセントから電気が来ているかチェックします。

主電源入力電圧の下限しきい値

プラズマがオフになっています。

主電源電圧が、許容される最小値を下回っています。

装置に接続されている主電源が、必要な 200 ~ 240 VAC の仕様を満たしていません。

電気技師に連絡してください。

装置に接続されている主電源に大きな外乱があります。

電源コードが接続されているか確認します。

コンセントから電気が来ているかチェックします。

+24 V 電源電圧がしきい値を超えています

+24 V 電源電圧がしきい値を下回っています

N/A

メイン電源モジュールの 24V 電源が、許容される最大値を超えているか、許容される最小値を下回っています。
前面の電源スイッチが点滅している場合は、メイン電源モジュールにエラーがあります。装置は、通信できません。

装置の動作が不安定になっています。

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。

5 V 電源がしきい値の上限を超えています

5 V 電源がしきい値の下限を下回っています

3.3 V 電源がしきい値の上限を超えています

3.3 V 電源がしきい値の下限を下回っています

N/A

メイン電源モジュールから、メイン電源モジュール内で生成された電源電圧に関するエラーが返されました。

装置の動作が不安定になっています。

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。

電圧リファレンスがしきい値の上限を超えています

電圧リファレンスがしきい値の下限を下回っています

分析が停止します。

メイン電源モジュールから、ポリクロメーターの温度センサーに使用されるリファレンス電圧に関するエラーが返されました。

装置の動作が不安定になっています。

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。

装置電流がしきい値の上限を超えています

装置がシャットダウンします。

RF 以外の装置の電源が、許容される最大電源電流を超えています。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

温度スタビライザー電流がしきい値の上限を超えています

 

プレ光学系の熱スタビライザーが、許容される最大電流を超えています。

装置の動作が不安定になっています。

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。

ポリクロメーター温度がしきい値の上限を超えています

ポリクロメーターの加熱をオフにします。

ポリクロメーター キャスティングが許容される最高温度を超えています。

装置の動作が不安定になっています。

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。

室温が許容範囲外です。

環境と温度の要件について、『ICP-OES 設置前要領書』を参照してください。

装置への冷却空気供給ダクトが詰まっています。

詰まりを除去します。

吸気口フィルターをクリーニングします。

排気が作動していないか、エラーがあります。

詰まりを除去します。

詳細については、排気システムの付属文書を参照してください。

ポリクロメーター温度センサーにオープン回路がある可能性があります

ポリクロメーターの加熱をオフにします。

ポリクロメーター キャスティングの温度センサーで、オープン回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

ポリクロメーター温度センサーにショート回路がある可能性があります

ポリクロメーターの加熱をオフにします。

ポリクロメーター キャスティングの温度センサーで、ショート回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

ヒーター温度がしきい値の上限を超えています

ヒーターパッドの電源が切れます。

ポリクロメーター外部ボックスが許容される最高温度を超えています。

装置の動作が不安定になっています。

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。

室温が許容範囲外です。

環境と温度の要件について、『ICP-OES 設置前要領書』を参照してください。

装置への冷却空気供給ダクトが詰まっています。

詰まりを除去します。

吸気口フィルターをクリーニングします。

排気が作動していないか、エラーがあります。

詰まりを除去します。

詳細については、排気システムの付属文書を参照してください。

ヒーター温度センサーにオープン回路がある可能性があります

 

ポリクロメーター外部ボックスの温度センサーで、オープン回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

ヒーター温度センサーにショート回路がある可能性があります

 

ポリクロメーター外部ボックスの温度センサーで、ショート回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

温度スタビライザーの温度がしきい値の上限を超えています

温度スタビライザーは作動し続けます。

点火が可能です。

ワークシート分析が阻害されます。

プレ光学系温度スタビライザーが、設定温度を維持できません。

装置の動作が不安定になっています。

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。

室温が許容範囲外です。

環境と温度の要件について、『ICP-OES 設置前要領書』を参照してください。

装置への冷却空気供給ダクトが詰まっています。

詰まりを除去します。

吸気口フィルターをクリーニングします。

排気が作動していないか、エラーがあります。

詰まりを除去します。

詳細については、排気システムの付属文書を参照してください。

温度スタビライザー温度センサーにオープン回路がある可能性があります

温度スタビライザーは作動し続けます。

点火が可能です。

ワークシート分析が阻害されます。

プレ光学系温度スタビライザーの温度センサーで、オープン回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

温度スタビライザー温度センサーにショート回路がある可能性があります

温度スタビライザーは作動し続けます。

点火が可能です。

ワークシート分析が阻害されます。

プレ光学系温度スタビライザーの温度センサーで、ショート回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

ローカル温度がしきい値の上限を超えています

装置がシャットダウンします。

メイン電源モジュールが許容される最高温度を超えています。
 

電源を切って装置を 10 分間冷却させてから、再試行します。

装置への冷却空気供給ダクトが詰まっています。

詰まりを除去します。

吸気口フィルターをクリーニングします。

ローカル温度がしきい値の下限を下回っています

N/A

メイン電源モジュールが許容される最低温度を下回っています。

室温が許容範囲内になっているかチェックします。

環境と温度の要件について、『ICP-OES 設置前要領書』を参照してください。

装置にショート回路がある可能性があります (%u mA > %u mA)

 

装置のポリクロメーター ヒーターの主電源リレーとブロワーがアクティブにならないままオンになり、主電源電流が最大しきい値を超えました。

左側の電源スイッチから装置を再起動します。

装置の漏れ電流が大きすぎます (%u mA > %u mA)

 

装置の主電源電流が、静止状態で最大しきい値を超えました。

左側の電源スイッチから装置を再起動します。

ヒーターパッド 1 にショート回路がある可能性があります (%u mA > %u mA)

 

ポリクロメーター外部ボックスのヒーターパッドにオープン回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

ヒーターパッド 1 にオープン回路がある可能性があります (%u mA < %u mA)

 

ポリクロメーター外部ボックスのヒーターパッドにショート回路が検出されました。

Agilent サービスエンジニアまたはお客様窓口にお問い合わせください。

ブロワーにショート回路がある可能性があります (%u mA > %u mA)

 

装置冷却ファンの 100% ドライブでの電源オンチェックで、過大な消費電流またはショート回路が検出されました。

左側の電源スイッチから装置を再起動します。

ブロワーにオープン回路がある可能性があります (%u mA < %u mA)

 

装置冷却ファンの 100% ドライブでの電源オンチェックで、低消費電流またはオープン回路が検出されました。

左側の電源スイッチから装置を再起動します。

電圧リファレンスをトリムできませんでした (%u mV < %u mV)

 

メイン電源モジュール内部で使用されるリファレンス電圧が仕様の範囲外です。

左側の電源スイッチから装置を再起動します。

電圧リファレンスをトリムできませんでした (%u mV > %u mV)

 

メイン電源モジュール内部で使用されるリファレンス電圧が仕様の範囲外です。

左側の電源スイッチから装置を再起動します。

メイン制御 PCA エラーオーバーフロー。

フラッシュ初期化チェックサム失敗。

SLIP 通信でのタイムアウト。

ハードウェア ウォッチドッグ リセットがトリガーされました。

 

メイン制御モジュールでエラーが発生しました。

装置の動作が不安定になっています。
 

前面の電源ボタンで装置を再起動してください。