このページでは、再計算された検体と干渉の較正に関する情報を提供します。
経時的な装置レスポンスの変動を補正するには、感度の変動について分析対象物と干渉の較正の両方を調整する必要があります。調整は、スケジュール済みのリキャリブレーション時に行います。干渉の波長を再検量するには、[IEC]ページで[干渉を再検量]が有効化されている必要があります。
リキャリブレーションは、IEC ブロックの後、分析のどの段階でも挿入できます。リキャリブレーションは IEC ブロックの較正後すぐに開始し、さらなるリキャリブレーションは[シーケンス]ページで指定できます。
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新規ワークシートをテンプレートから作成したときは、ユーザーは分析をリキャリブレーションから開始する必要があります。分析を最初から開始し、事実上保存された較正を再測定したときは、IEC ブロックが再測定され、係数が再計算されます。 [分析]ページで選択解除したときは、[IEC 溶液]はシーケンスから IEC ブロックを非表示にし、オートサンプラの標準ラックにあるサンプルチューブのスペースを空けます。[IEC 溶液]を選択解除すると、干渉物質の標準液は測定されず、IEC 係数は計算されません。IEC 係数が既にあるテンプレートからワークシートを開くか、[IEC 係数表]に IEC 係数を入力します。 |
この例では、干渉物質がマンガンです。また、Mn 403.076 nm を「干渉」と「分析対象物」の両方に使用します。
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ここで、
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IEC 係数値を一定に保ち、IEC ブロック溶液の再分析を避けるため、リキャリブレーションは較正ブランク(または IEC ブロックの後、最初の較正溶液)から開始する必要があります。
Mn 403.076 の「分析対象物」列には、リキャリブレーション標準液の濃度と IEC を適用して分析されたサンプルの検体の濃度が表示されます。
Mn 403.076 の「干渉」列には分析されたサンプルの IEC 干渉の濃度のみが表示されます。