アドバンスド バルブシステム(AVS 4)

このページでは、以下の情報を提供します。

安全情報、およびアクセサリの取り付けの準備については、アクセサリに付属の手順書を参照してください。

AVS 4 アクセサリについて

安全情報、およびアクセサリの取り付けの準備については、アクセサリに付属の手順書を参照してください。

AVS 4 は、サンプル導入とリンスシステムの効率を上げることにより、分析時間を短縮する 4 ポートのスイッチングバルブです。本スイッチングバルブは、Agilent ICP-OES に取り付けるバルブであり、スペクトロメータのペリスタルティックポンプとネブライザーの間に接続されます。安定化とリードタイムの間、サンプルは、サンプル導入システムに向かってのみ送液されます。サンプル分析が終了すると、送液は直ちに廃液へと切り替えられ、サンプル導入システムには、リンス時間中にリンス溶液が供給されます。リンス溶液は、次のサンプルの取り込み中もサンプル導入システムに供給され続けます。

AVS 4 が取り付けられた Agilent ICP-OES

取り付けの手順

スイッチングバルブに付属の取り付け手順書を参照してください。

ここでは、以下のメンテナンス手順を説明します。

AVS 4 の使用

AVS 4 を使用してメソッドを作成し、実行するには、次の操作を行います。

  1. ICP Expert を開きます。
  2. 新規ワークシートを作成します(または既存のワークシートを開きます)。
  3. [設定]ページで AVS 4 を有効にします。
  4. スイッチングバルブのコンポーネント(チューブ、ロータなど)を交換した場合は、ブランクと波長較正溶液を使用してアドバンスドバルブシステム テストを実行して、%RSD が 2% 未満であることを確認します。
  5. 分析速度を最適化します。
  6. メソッドの作成」ページのステップに従って操作します。この際、必ず[条件]ページで AVS 4 用に最適化されたパラメータを入力してください。

必要に応じて、[装置]ウィンドウにアクセスして、AVS 4 をマニュアル制御します。

バルブダイアグラム

取り込み位置 注入位置

黒い矢印は、送液方向を示します。

ポートの役割は次のとおりです。

  • ポート 1 - ペリスタルティックポンプからのサンプル注入口
  • ポート 2 - ネブライザーへ
  • ポート 3 - ペリスタルティックポンプからのリンス液注入口
  • ポート 4 - 廃液へ

関連項目: