IntelliQuant 検量の新規作成
このページでは IntelliQuant 検量の作成方法について説明します。
IntelliQuant は、21 CFR 11 機能を有効にした ICP Expert では利用できません。
追加情報については、以下を参照してください。
IntelliQuant 検量の新規作成
デフォルトの検量が各装置に提供されています。しかし、分析の要件に適した独自の検量を作成することもできます。
IntelliQuant 検量を新規作成するには、次のように操作します。
- スプレーチャンバー、ネブライザー、ペリスタルティックポンプのスナウト、コーン、トーチ、すべてのチューブが正しく接続されていることをチェックします。
- 外部の装置排気口と ICP-OES の電源を投入します(まだ行っていない場合)。
- ICP Expert ソフトウェアを開きます。
- [プラズマ オン]をクリックするか、キーボードの F5 を押して、プラズマを点火します。
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プラズマの点火には約 60~80 秒かかります。点火に失敗したとき、詳細についてはプラズマの不点火を参照してください。
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ヒント 分析は、ポリクロメーターが 35 ℃ に加熱され安定したときにのみ、実行する必要があります。装置がシャットダウンされた状態から開始するときは、安定するまでに約 2 時間かかります。
最適な分析性能を得るには、安定させるため、少なくとも分析の 20 分前に、スタンバイモードからプラズマを点火することを推奨します。装置が長時間オフになっていた場合、ウォームアップにはより長時間必要になることがあります。
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- [開始]ページのツールバーで[IntelliQuant 較正]をクリックします。
- ウィンドウの左上で適切な装置モデル番号を選択します。
- ウィンドウの左下で[新規較正]をクリックします。
- 名前を変更する較正の名前をクリックします。
- この較正に含める元素を選択します。
- [条件]をクリックします。分析条件を編集します。
- [標準液の測定]をクリックします。
- 標準液の数と標準液中の各元素の濃度を入力します。
- [基準]列で測定する標準液を選択します。
- [設定]をクリックします。使用する機能とアクセサリを選択します。
- 変更内容を保存します。
- [測定開始]をクリックします。[測定開始]の隣の警告アイコンは、測定を開始する前にアクションを実行する必要があるこルとを示します。アイコンにマウスカーソルを合わせて詳細を表示します。
- 測定が完了したら、[較正結果]をクリックします。
- 各元素をクリックすると、検出および測定された波長とそれぞれの強度、較正、スキャングラフが表示されます。収集後のデータ解析のために[検量線タイプ]と[強制通過]オプションを調整することもできます。
これで、IntelliQuant スクリーニングと IntelliQuant を有効にした定量メソッドを実行するときに、新規較正を利用できるようになりました。ワークシートの[IntelliQuant 解析]ページの[較正]ドロップダウンから、作成した新規較正を選択します。
関連項目: