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[QC]タブは、[設定]ページで[QC を有効にする]が選択された場合にのみ表示されます。本テストは [QC]ページから選択します。 |
ワークシートにある[QC]タブの[QC タイプ]ドロップダウンメニューから、QC 溶液のうちの一つを選択します。QC 溶液タイプは、QC 溶液カテゴリーの 4 つのタイプに分けられます。それぞれの QC 溶液カテゴリーには、ユーザーが QC 合格基準を挿入できる対応表があります。
ILMO5.x 以前のバージョンと下位互換性があります。
ラボコントロールサンプル、連続較正ベリフィケーション、干渉チェック溶液 A、干渉チェック溶液 AB、カスタマー定量限界標準液、および初期較正ベリフィケーションは、すべてチェック標準液タイプの溶液です。これらの溶液タイプのうちの 1 つが選択されたときに表示される表中で同一のカテゴリーを共有します。
以下のチェック標準液テストが利用できます。
チェック標準液テストは、ICP Expert 上で利用可能な QC テストスイートの一部です。
CCV テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
分析対象から、どの元素に QC 合格基準を適用するか、選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。任意の元素を選択できますが、選択しなかった元素は QC テストの対象外となります。 |
設定濃度 |
CCV の既知濃度を入力します。使用される単位は、[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
パーセント回収率 [%] は、CCV に対し以下のように計算されます。
(MeasuredConc / DefinedConc) * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:測定濃度 |
選択されたエラーアクションは、判明した回収率(%)が上限より大きいか、下限より小さいときに適用されます。デフォルトの不合格フラグは、Q です。
連続較正ベリフィケーションは、[シーケンス]ページから選択することにより、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
QC 標準液の 1 タイプである ICV は、既知濃度の溶液であり、較正の真度を検証するために使用されます。ICV は、各フル較正の直後に実施してください。
ICV テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
分析対象から、どの元素に QC 合格基準を適用するか、選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。任意の元素を選択できますが、選択しなかった元素は QC テストの対象外となります。 |
設定濃度 |
ICV の既知濃度を入力します。使用される単位は、[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
パーセント回収率 [%] は、ICV に対し以下のように計算されます。
(MeasuredConc / DefinedConc) * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:測定濃度 |
選択されたエラーアクションは、判明した回収率(%)が上限より大きいか、下限より小さいときに適用されます。 デフォルトの不合格フラグは、Q です。
初期較正ベリフィケーションは、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
干渉チェック(ICS)は、実施した干渉補正がすべて有効であることを検証するために使用します。本チェックでは、ICSA と ICSAB 溶液を順番に連続して配置する必要があります。
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干渉チェック溶液は、元素間補正を実施しているときにのみ必要です。 [元素間補正]ページについての情報は、こちらをクリックしてください。 |
標準液 A は、既知濃度の干渉元素を含んでいます。
干渉チェック溶液 A は、他の標準液と同じ[リミット]表を使用しません。代わりに、「合格基準」式において CRQL 値を使います。CRQL 値の詳細についてはここをクリックしてください。
ICSA テストを有効にすると、デフォルトで、表に下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
QC テストで元素を含めるには、このチェックボックスを選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。 |
測定濃度値が CRQL より小さければ、本テストは合格です。
[検出限界]表(CRQL または MDL)で、ICSA 用のリミットを設定します。リミットに MDL を使用するときは、式を変更して反映してください。
デフォルトの ICSA 用不合格フラグは、K です。
干渉チェック溶液は、[QC] ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、本ページで実施した、エラーアクションの選択に応じたものです。
標準液 AB は、干渉チェック溶液 A に干渉する元素を同じ濃度で含んでおり、さらに分析対象物となる元素を既知の濃度で加えてあります。
ICSAB テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
分析対象から、どの元素に QC 合格基準を適用するか、選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。任意の元素を選択できますが、選択しなかった元素は QC テストの対象外となります。 |
設定濃度 |
ICSAB の濃度を入力します。使用される単位は、[IEC] や[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
デフォルトの ICSAB 用不合格フラグは、G です。
干渉チェック溶液(A と AB)がともに分析されるときのチェック:
MeasuredConc / DefinedConc * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:測定濃度 |
干渉チェック溶液は、[QC] ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、本ページで実施した、エラーアクションの選択に応じたものです。
ラボコントロールサンプル(LCS) - QC 標準液コンセプトときわめて類似した、独立したチェックサンプルです。組成が既知であり、指定された回収リミットの上限と下限に対して、回収率(%)が計算可能かつテストできます。
LCS テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
分析対象から、どの元素に QC 合格基準を適用するか、選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。任意の元素を選択できますが、選択しなかった元素は QC テストの対象外となります。 |
設定濃度 |
LCS の既知濃度を入力します。使用される単位は、[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
EPA(米国環境保護庁)は、ラボコントロールサンプル(LCS)を、サンプルデリバリグループにおけるサンプルの各グループ、または処理済みのサンプルの各グループのうち、より頻度が高い方について分析するよう求めています。
パーセント回収率は、LCS に対し以下のように計算されます。
(MeasuredConc / DefinedConc) * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:測定濃度 |
選択されたエラーアクションは、検出された LCS [%] 濃度が上限より大きいか、下限より小さいときに適用されます。デフォルトの不合格フラグは、L です。
ラボコントロールサンプルは、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
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本溶液は、CLP ILM プロトコルにのみ適用され、ISM プロトコルでは古すぎて使われていません(しかし、ラボによっては、本溶液が使われる旧式のプロトコルを順守し続けているところがあるようです)。本溶液は、以前の ILM 仕様との互換性を有しており、CRQL という用語は、ILMO4.x 以前のバージョンでの CRDL と等価です。 ILMO5.x 以前のバージョンと下位互換性があります。 |
CRS テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
QC テストで元素を含めるには、このチェックボックスを選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。 |
設定濃度 |
CRS の既知濃度を入力します。使用される単位は、[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
パーセント回収率は、CRS に対し以下のように計算されます。
(MeasuredConc / DefinedConc) * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:測定濃度 |
選択されたエラーアクションは、検出された CRS [%] 濃度が上限より大きいか、下限より小さいときに適用されます。デフォルトの不合格フラグは、R です。
CRS は、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
連続較正ブランク、調整ブランク、および初期較正ブランクは、すべてチェックブランク タイプの溶液です。これらの溶液タイプのうちの 1 つが選択されたときに表示される表中で同一のカテゴリーを共有します。チェックブランクは、汚染レベルを順番にモニタリングするゼロ較正溶液を、周期的に監視するために使用されます。チェックブランクは、チェック標準液分析の後に毎回分析してください。
QC ブランクは、以下の場合に使用されます。
以下のチェックブランク テストが利用可能です。
調整ブランクは、サンプル準備を通じて処理される、蒸留されイオン除去された大量の水です。したがって、調整ブランクの結果は、サンプル準備プロセスの間に溜まった汚染物の指標となります。
PBLK テストを有効にすると、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
選択して、QC テストに元素を含めます。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。 |
測定濃度値が CRQL より小さければ、本テストは合格です。
[検出限界]表(CRQL または MDL)で、PBLK 用のリミットを設定します。リミットに MDL を使用するときは、式を変更して反映してください。
EPA(米国環境保護庁)が一回の PBLK に対して要求していることは、サンプル配給グループ、または、測定前処理された各サンプルバッチ、どちらかがより頻度が高いとしても、いずれも分析されるべきとしていることです。PBLK 濃度絶対値が、CRQL や MDL リミットより小さい場合は、アクションは必要ありません。
分析対象物の濃度が DL を超えるときは、関連サンプルの分析対象物の最小濃度は、PBLK 濃度の 10 倍である必要があります。そうでない場合、PBLK 濃度の 10 倍未満の関連サンプルを、該当する分析対象物について再処理または再分析する必要があります。
選択されたエラーアクションは、検出された PBLK 濃度が指定された上限を超えることが判明したときに適用されます。デフォルトの不合格フラグは、Z です。
調整ブランクは、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
ICB は、初期チェック標準液で分析されるチェックブランクです。CCB は、連続チェック標準液で分析されるチェックブランクです。
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以下の情報は、初期および連続較正ブランクの両方に適用されます。 |
ICB か CCB テストを有効にすると、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
QC テストで元素を含めるには、このチェックボックスを選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。 |
測定濃度値が CRQL より小さければ、本テストは合格です。[検出限界]表(MDL または CRQL)で、ICB か CCB 用のリミットを設定します。リミットに MDL を使用するときは、式を変更して反映してください。
ICB か CCB の濃度が、CRQL または MDL リミットより大きいと判明したときは、以下の処理を実行してください。
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下記の要求事項は、[QC]ページから、[再検量して繰り返し]を実行するように、エラーアクションのオプションを設定することで満たすことができます。 |
選択されたエラーアクションは、検出された ICB または CCB の濃度が、指定された上限を超えることが判明したときに適用されます。デフォルトの不合格フラグは、Z です。
初期較正ブランクと連続較正ブランクは、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
ペアサンプルテストはサンプルのペアの結果を比較します。複製溶液と連続希釈溶液は、ペアサンプルタイプの溶液です。複製溶液と連続希釈溶液だけは、複製した溶液に続けて速やかに配置する必要があります。ペアサンプルカテゴリーには、溶液タイプを選択した場合に表示される、このカテゴリーに特有の表があります。
複製テストには、1 つのサンプルを 2 つに分取して、半分のサンプルそれぞれを同じサンプル準備手順で処理することが含まれます。メソッドの精度測定を目的としています。複製テストは、必ず原サンプルを追うことになります。
DUP テストを有効にすると、デフォルトで、表に下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
QC テストで元素を含めるには、このチェックボックスを選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。 |
差 |
サンプルと対応する複製との間の、許容差リミット [%] を設定できます。EPA(米国環境保護庁)は、DUP テストの差が 20%であるよう規定しており、この値は本テストのデフォルト設定です。 |
パーセント差が計算された後、リミットの指定値と比較されます。
abs(MeasuredConc(PreviousSample) - MeasuredConc) / ((MeasuredConc(PreviousSample) + MeasuredConc) / 2) * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc(PreviousSample):第一番目のサンプル値 |
パーセント差が、リミットの指定値を超えるときは、本テストは失敗とみなされます。デフォルトの不合格フラグは、* です。
複製は、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
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デフォルトでは、複製はサンプルとしてカウントされます。 |
連続希釈は、サンプルの結果と、既知の希釈率で希釈した、もう 1 つのアリコートの結果を比較することから成ります。溶液のペアは、非希釈サンプル、次に希釈サンプルの順で連続して配置してください。
SER テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
選択 |
QC テストで元素を含めるには、このチェックボックスを選択します。本テストが有効であれば、すべての元素が自動的に選択されます。 |
% 差 |
二つの連続する希釈サンプル間の、許容差リミット [%] を設定できます。EPA(米国環境保護庁)は、SER テストの差が 10 %であるよう規定しています。 |
連続希釈チェックを実施するときは、ICP Expert は下記の処理を行います。
希釈サンプルの先行サンプルに対するパーセント差は下式で計算されます。
abs(MeasuredConc - MeasuredConc(PreviousSample)) / MeasuredConc(PreviousSample) * 100
その後、リミットの指定値と比較されます。
パーセント差が、リミットの指定値を超えるときは、本テストは失敗とみなされます。本テストは、%D がリミットより小さいか、または、先行サンプル濃度が 50xMDL より小さいときは、合格とみなされます。サンプル濃度が 50xMDL より大きい場合は、合格するには %D はリミットより小さくなければならず、 50xMDL より小さい場合は、%D がリミットより小さくないときも合格となります。デフォルトの不合格フラグは、E です。
連続希釈は、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施したエラーアクションの選択に応じたものです。
マトリックススパイク、マトリックススパイク複製、および QC スパイクは、スパイク溶液です。これらの溶液タイプのうちの 1 つが選択されたときに表示される表中で同一のカテゴリーを共有します。
以下のスパイクテストが利用できます。
QC スパイクは、測定後処理するスパイクで、重大な干渉が有るか判断するのに使用されます。そのため標準添加を使用する必要があります。
既知量の分析対象物が、サンプル処理後に、サンプルに添加されます。指定された回収リミットの上限と下限に対して、回収率(%)が計算されテストされます。
QC スパイクサンプルは、適合するサンプルか、同一サンプルのマトリックススパイクの直後に配置されます。
スパイクテストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
分析対象から、どの元素に QC 合格基準を適用するか、選択します。任意の元素を選択できますが、選択しなかった元素は QC テストの対象外となります。 |
設定濃度 |
関連するスパイクの濃度を入力します。使用される単位は、[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
QC スパイクチェックでは、QC スパイクサンプルと先行サンプル両方の濃度値が測定されます。
(MeasuredConc - MeasuredConc(PreviousSample)) / DefinedConc * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:スパイクされたサンプルの結果 |
理想的には、サンプルマトリックスが、2 つのサンプルと較正標準液とで等価のため、パーセント回収率(%)は 100 であるべきです。
パーセント回収率が、上限より大きいか下限より小さいと判明した場合、本テストは失敗とみなされます。デフォルトの不合格フラグは、W です。
QC スパイクは、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施した、エラーアクションの選択に応じたものです。
マトリックススパイクは、測定前に処理したスパイクです。サンプルのアリコートを、既知量の指定化合物とともにスパイクしたのち、分析手順全体に従います。その目的は、回収率を測定することによって、マトリックスのメソッドの適合性を示すことです。分析対象物の回収率(%)は、分析対象物の回収準備処理の効果を示します。
MSPK テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
チェックボックス |
分析対象から、どの元素に QC 合格基準を適用するか、選択します。任意の元素を選択できますが、選択しなかった元素は QC テストの対象外となります。 |
設定濃度 |
関連するスパイクの濃度を入力します。使用される単位は、[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
マトリックス スパイクチェックでは、QC スパイクサンプルと先行サンプル両方の濃度値が測定されます。
(MeasuredConc - MeasuredConc(PreviousSample)) / DefinedConc * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:スパイクされたサンプルの結果 |
理想的には、サンプルマトリックスが、2 つのサンプルと較正標準液とで等価のため、パーセント回収率(%)は 100 であるべきです。
パーセント回収率が、上限より大きいか下限より小さいと判明した場合、本テストは失敗とみなされます。デフォルトの不合格フラグは、N です。
マトリックススパイクは、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施した、エラーアクションの選択に応じたものです。
MSPK テストを有効にすると、デフォルトで、QC グリッドに下記の項目が表示されます。
元素 |
分析対象から、どの元素に QC 合格基準を適用するか、選択します。任意の元素を選択できますが、選択しなかった元素は QC テストの対象外となります。 |
設定濃度 |
関連するスパイクの濃度を入力します。使用される単位は、[標準液]ページ上の[濃度]表で設定したものと同じです。 |
下限 |
QC リードバックの合格下限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、下限が 90%で、設定濃度が 1.0 のときは、0.9 以上のリードバックになるので(上限要求も満たされていれば)、QC テストは合格となります。 |
上限 |
QC リードバックの合格上限であり、[設定濃度]セルに入力された実測濃度のパーセンテージとしてリストされます。例えば、上限が 110% で、設定濃度が 1.0 の場合、1.1 以下のリードバックになるので(下限要求も満たされているならば)、QC テストは合格となります。 |
% 差 |
サンプルと対応する複製との間の、許容差リミット [%] を設定できます。差のデフォルト値は、20% です。 |
デフォルトの不合格フラグは、M です。
MSD の式:
マトリックススパイク
(MeasuredConc - MeasuredConc(PreviousSample)) / DefinedConc * 100
複製
abs(MeasuredConc(MSPK) - MeasuredConc) / ((MeasuredConc(MSPK) + MeasuredConc) / 2) * 100
変数の意味は次のとおりです。 |
MeasuredConc:スパイクされたサンプルの MSD 結果 |
パーセント回収率が、上限より大きいか下限より小さいと判明した場合、あるいは % 差がリミットの指定値より大きい場合、本テストは失敗とみなされます。
マトリックススパイク複製は、[シーケンス]ページから選択することで、分析に含めることができます。実行されるエラーアクションは、[QC]ページで実施した、エラーアクションの選択に応じたものです。
元素 |
メソッドに含まれる元素名をリスト表示します。 |
単位 |
単位は、[標準液]ページで、元素に対して選択された単位を反映します。 |
予測 DL |
ソフトウェアで定められる予測検出限界(EDL)値は、各波長用の検量線に基づき決定されます。予測検出限界値は、較正ブランクの SD を 3 倍し、濃度に変換することにより計算されます。 予測 DL とは、ソフトウェアで MDL 値に依存する他の機能のいくつか(例えば、外れ値条件フォーマットルールや一部の QC 式)が、MDL 決定の必要なく使用できる、目安となることを意図しています。MDL 列がブランクのときは、自動的に EDL 値が MDL 列に入るようになります。 |
MDL |
メソッド検出限界(MDL)を入力可能にします。 MDL は、連続希釈 QC テストに必須であり、同テストでは MDL 値をテスト設定の一部として使います。 MDL は、測定可能な、99% の信頼区間でレポートされうる最小濃度として定義されています。分析対象物の濃度は、ゼロより大きく、かつ、分析対象物を含む、与えられたマトリックスでのサンプル分析により測定されます。1 |
CRQL |
カスタマー定量限界(CRQL)を入力可能にします。 CRQL は、「契約作業範囲記述書(SOW)の下で基準を満たした、定量下限」として定義されます。2 CRQL は、以下に示す QC テストに必須であり、CRQL 値をテスト設定の一部として使います。
ある元素に対して入力された CRQL は、進行中のメソッド用に選択された、すべての関連する QC テストにおいて使用されます。定量リミットは、関連する元素と同じ単位でレポートされます。これらの元素の単位は、[標準液]ページ上の[標準液濃度]表で設定されます。 |
リファレンス: