[QC]ページでは、メソッドに含める QC(品質管理)テストを選択して、測定中に分析データの品質を監視できるようにします。一連のテストは、EPA(米国環境保護庁)の Contract Laboratory Program(指定分析機関向けプログラム)の要件を満たし、なおかつ優れたラボの慣行に関する多数の国際規格を満たすように設計されています。
[QC]ページに関する情報も含めたソフトウェアの概要については、ここをクリックしてください。
このページでは、下記の項目に関する情報を提供します。
USP <232/233> および ICH Q3D 要件に対応した拡張 QC 分析または拡張 QC を設定する方法の詳細については、ここをクリックしてください。
QC テストを実行するメソッドをセットアップするには、次のように操作します。
QC テストを設定する際には、テストが合否判定基準と矛盾のない順序で実行されることが重要です。たとえば、初期較正ベリフィケーション(ICV)は、分析の開始時のどのサンプルの分析よりも前に実行する必要があり、一方で調整ブランクは最初のサンプルの直前で以降のどのサンプルグループよりも前に実行する必要があります。これらのテストの順序を変更することはできますが、QC テストを設定する際には、次の表で概説する順序に従うことを推奨します。
US EPA は、実行するどの分析にも下に挙げるすべてのテストを含める(そして繰り返す)ことを要求しています。テンプレートが USEPA メソッド 200.7 および ISM02.1 プロトコル用に用意されています。これらの規制要件に従う必要がなければ、どのテストも省くことができますが、順序の概略は保持することをお勧めします。
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QC スパイクテスト、マトリックススパイク テスト、マトリックススパイク複製テスト、連続希釈テスト、および複製テストは、サンプルの後にしか置けません。 |
QC テストとサンプルの順序 |
ブランク* |
標準液* |
初期較正ベリフィケーション(ICV) |
初期較正ブランク(ICB) |
カスタマー定量限界標準(CRS) |
干渉チェック溶液 A(ICSA) |
干渉チェック溶液 AB(ICSAB) |
ラボコントロールサンプル(LCS) |
調整ブランク(PBLK) |
サンプル 1 |
サンプル 1 複製(DUP) |
サンプル 2 |
マトリックススパイク(MSPK) |
サンプル 3 |
QC スパイク(QCSPK) |
サンプル 4 |
サンプル 4 連続希釈(SER) |
ブランク* |
標準液* |
連続較正ベリフィケーション(CCV) |
連続較正ブランク(CCB) |
調整ブランク**(PBLK) |
サンプル 5 |
サンプル 5 複製**(DUP) |
サンプル 6 |
マトリックススパイク**(MSPK) |
サンプル 7 |
QC スパイク**(QCSPK) |
サンプル 8 |
サンプル 8 連続希釈**(SER) |
サンプル 9 |
ブランク* |
標準液* |
連続較正ベリフィケーション(CCV) |
連続較正ブランク(CCB) |
調整ブランク(PBLK) |
サンプル 10 など… |
*ブランクおよび標準液は、自動的に[分析]ページに入力されます。その周期は、[シーケンス]ページで決定されます。
**これらのテストは、単なる例としてこの頻度で示されており、通常は 20 サンプルごとに実行されます。
ここでは、QC テストシーケンスを設定する際に役立つ、いくつかのヒントを紹介します。
QC が不合格になったときに適用するエラーアクションを[QC]ページで選択します。
サンプルの新しいインスタンスは、元のラベルが維持され、その末尾に「REPEAT」が付加されます。
選択できるエラーアクションには、以下の 6 つがあります。