元素の設定と選択

このページでは、下記の方法に関する情報を提供します。

メソッドを設定して実行する方法については、ここをクリックしてください。

ワークシートへの元素の追加

ワークシートへ元素を追加するには、複数の方法があります。

周期表を用いて元素を追加するには、次のように操作します。

この手順では、デフォルト波長とともに元素をワークシートに追加します。

  1. メニューバーから[ファイル] > [新規作成]をクリックするか、[開始]ページから[新規作成]> [定量]をクリックします。
  2. IEC を使用するときは、[設定]ページで[IEC を有効にする]を選択します。
  3. [元素]をクリックします。
  4. Ctrl キーを押して、周期表で必要な元素をシングルクリックし、元素テーブルにプライマリ波長を追加します。

周期表で青色にハイライト表示された元素は、すでに選択されています。灰色および青色にハイライト表示された元素は、選択できます。グレイアウトされた元素は使用できません。

ドロップダウンリストから元素を追加するには、次のように操作します。

この手順では、デフォルト波長とともに元素をワークシートに追加します。

  1. メニューバーから[ファイル] > [新規作成]をクリックするか、[開始]ページから[新規作成]> [定量]をクリックします。
  2. IEC を使用するときは、[設定]ページで[IEC を有効にする]を選択します。
  3. [元素]をクリックします。
  4. 元素名の隣にある下向きの矢印をクリックした後に、分析する元素を選ぶか、または元素名か化学記号を入力します。
  5. [検体として追加]ボタンをクリックして、選択した元素を元素テーブルに追加します。

Tip
元素テーブルから元素を削除するには、元素を右クリックして、[削除]を選択します。

元素に波長を追加するには、次のように操作します。:

この手順では、選択波長とともに元素をワークシートに追加します。

  1. メニューバーから[ファイル] > [新規作成]をクリックするか、[開始]ページから[新規作成]> [定量]をクリックします。
  2. IEC を使用するときは、[設定]ページで[IEC を有効にする]を選択します。
  3. [元素]をクリックします。
  4. 周期表で必要な元素をクリックします。
  5. 波長テーブルから波長を選択し、周期表の右側にドラッグします。
  6. [追加] をクリックします。

Tip
Ctrl を押すと、複数の元素を選択して、同時に元素テーブルに追加できます。

波長をマニュアルで入力または変更するには、次のように操作します。

この手順では、元素テーブルに追加された元素の波長を変更します。目的の波長がリストされない場合は、必要な波長をマニュアルで入力します。マニュアル入力した波長は、装置で測定可能な波長範囲にある必要があります。

  1. メニューバーから[ファイル] > [新規作成]をクリックするか、[開始]ページから[新規作成]> [定量]をクリックします。
  2. IEC を使用するときは、[設定]ページで[IEC を有効にする]を選択します。
  3. [元素]をクリックします。
  4. 元素テーブルで、目的の元素の波長をクリックします。
  5. 新しい波長を入力または選択します。

装置では、追加された波長で検出器を自動的にモニタします。

これにより、波長データベースは修正されません。この新しい波長は、メソッドすべてに入力する必要があります。


内標準を含むメソッドの設定

ワークシートの[元素]ページから、分析対象物ラインと同様の方法で、ICP Expert で内標準ラインを選択します。

[内標準]列が、元素タイプとして[内標準]を選んだ後に表示されます。[内標準]列が表示されると、分析対象物ラインすべてにドロップダウンオプションが追加され、現在選択されている内標準が表示されます。内標準として選択した元素では、[内標準]列で使用できるドロップダウンメニューが利用できません。

内標準についての詳細をご紹介します

内標準を追加しリンクするには、次のように操作します。

  1. [元素]ページから、元素を選択して[追加]をクリックします。選択した元素が、元素テーブルに表示されます。
  2. [波長]フィールドで、ドロップダウンリストから必要な波長を選択します。
  3. [タイプ]フィールドで、ドロップダウンリストから[内標準]を選択します。
  4. 目的の分析対象物の[内標準]セルをクリックし、ドロップダウンリストから[内標準ライン]を選択します。
  5. 分析対象物ラインを内標準ラインとリンクさせると、ICP Expert ソフトウェアでは、分析中に、適切な補正係数が分析対象物ラインへ自動的に適用されます。

「干渉」の割り当て

  1. メニューバーから[ファイル] > [新規作成]をクリックするか、[開始]ページから[新規作成]> [定量]をクリックします。
  2. [設定]ページで[IEC を有効にする]を選択します。
  3. [元素]をクリックします。
  4. [タイプ]フィールドで、ドロップダウンリストから[干渉]を選択します。

IEC でメソッドを設定して実行する方法の詳細については、ここをクリックしてください。

波長を干渉ラインとしてコピーを作成するには、次のように操作します。

  1. メニューバーから[ファイル] > [開く]をクリックするか、[開始]ページから[開く]をクリックし、IEC が有効になっている既存のワークシートを選択します。
  2. [元素]をクリックします。
  3. 元素テーブルで、目的の波長を右クリックします。
  4. [干渉ラインとしてコピーを作成]を選択します。

この手順は、あるサンプルの分析対象物が別のサンプルの干渉として動作する場合に役立ちます。結果の取得後、既存のスペクトルデータを使用して、分析対象物を干渉として追加できます。 

潜在干渉の表示

[潜在干渉]テーブルに、元素テーブルで現在選択されている元素に対し、分析で発生する可能性がある潜在干渉が表示されます。  分析対象物、内標準、または干渉に分類された元素は、[潜在干渉]テーブルでハイライト表示されます。

  1. メニューバーから[ファイル] > [新規作成]をクリックするか、[開始]ページから[新規作成]> [定量]をクリックします。
  2. IEC を使用するときは、[設定]ページで[IEC を有効にする]を選択します。
  3. [元素]をクリックします。
  4. 元素テーブルで、目的の元素の波長をクリックします。
  5. 現在選択されている元素が、元素テーブルにおいて青色でハイライト表示されます。ワークシートで選択されたその他の元素すべてが、赤色でハイライト表示されます。

グラフアイコン をクリックして、潜在干渉をグラフ表示させます。グラフを拡大するには、グラフの「X」軸を左クリックし、カーソルを左から右にドラッグします。次に、グラフを左クリックし、グラフを左か右にドラッグします。選択した元素には、緑のポインタが表示されます。表のアイコンをクリックして、干渉一覧を表示します。

可変希釈

手動で可変希釈を設定する方法や、ADS 2 または ESI PrepFAST 用に希釈リストを作成する方法については、このページを参照してください

関連項目: