メンテナンスチェックリスト
ICP-OES の次の部品には、定期的なメンテナンスが必要です。特に明記されていないメンテナンス手順は、アジレントのトレーニングを受けたフィールドサービス エンジニア、アジレントの資格のあるフィールドサービス エンジニア、アジレントが認証しているフィールドサービス エンジニアが実行する必要があります。
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感電の危険 本装置には、危険電圧で動作する電気回路、デバイス、コンポーネントが含まれています。これらの回路、デバイス、およびコンポーネントに接触すると、死亡事故、重傷事故、または痛みを伴う感電事故が生じるおそれがあります。
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毎時間
毎日
- 排気システムとアルゴンガス圧力を確認します。
- 使用する前に毎回、アルゴン加湿器の水位を確認します(該当するとき)。
- ICP-OES の表面のクリーニングと、アクセサリーのクリーニングを行います(こぼしたときはすぐにクリーニングする必要があります)。
- インジェクタの詰まりやその他の破損がないか、トーチをチェックします。必要に応じてクリーニングします。
- 操作中に、ネブライザーに詰まりやパルス動作がないかチェックします。必要に応じてクリーニングします。
- ポンプチューブを点検し、つぶれている、または弾力性を失っている場合は交換します。ポンプを使用していないときは、ポンプチューブのクリップを取り除きます。
- スプレーチャンバを目視で確認し、すべての接続部に漏れがなく、固定され、廃液が正しく排出されていることを確認します。必要に応じて、スプレーチャンバをクリーニングします。
スイッチングバルブの毎日のメンテナンス
- スイッチングバルブチューブがあるかどうか調べます。必要な場合は交換します。
- その日の最初の分析で、最初の数サンプルに対して、サンプルループが完全に充填していることを確認します。
- 使用しているチューブ、サンプルプローブ、コネクタに詰まりがないことを確認します。
- スイッチングバルブに詰まりがないかチェックします。バルブをクリーニングまたは交換します。
- ブランクのキャリーオーバーの増加がないかチェックします。キャリーオーバーが増加している場合は、バルブのステータのクリーニングまたは交換が必要である可能性があります。
- サンプル流路をフラッシュして、酸性溶液を取り除きます。各動作期間の終わりに、必ずスイッチングバルブ アクセサリーの流量経路を通して脱イオン水または有機アプリケーションのための適切な溶媒(イソプロピルアルコール(プロパン-2-オール)など)でフラッシュします。
毎週
毎月
- スプレーチャンバをクリーニングします。
- ネブライザをクリーニングします。
- その他のサンプル導入チューブとトランスファチューブおよび O リングをチェックします(過度の摩耗、シール不良、よじれがないか確認し、必要に応じて交換します)。
- 取り外し可能なアキシャル/ラディアルプレ光学系ウィンドウがきれいであるかを点検します。必要に応じてクリーニングまたは交換します。
- 装置上部にある吸気口のフィルターの状態をチェックします。吸気口のフィルターアセンブリを取り外し、ほこりや汚れが溜まっている場合はフィルターエレメントを交換します。
- ICP-OES 装置(波長)較正を実行します。
- RF 誘導コイルの状態を点検します。メンテナンスが必要な場合は、アジレントの担当者にお問い合わせください。
- 装置に接続されているチューブを含めて、外部ガス供給システムに漏れがないか点検します。損傷したコンポーネント、漏れているコンポーネント、摩耗したコンポーネントを交換します。
- 冷却装置の水位を確認します(詳細については、冷却装置に付属のマニュアルを参照してください)。
- 冷却装置の熱交換器(ラジエータ)を点検/クリーニングして、ほこりや汚れの堆積物を取り除きます。
- 装置に接続されているチューブを含めて、外部ガス供給システムに漏れや応力割れがないか点検します。損傷したコンポーネント、漏れているコンポーネント、摩耗したコンポーネントを交換します。
1 年ごと